まじめなサキヨミ感想。

まず、ハーフの王子の前でなんつー問題出すんだって腹が立った。
でも多分、腹を立てるのも失礼だろうって、本気で考えてみた、んだけど。
やっぱり知識がないなぁ。

「単純作業は外国人労働力に頼る」って考え方には納得できない。
「日本人がやりたがらない仕事を安い賃金でやってもらう」って、それ何？
派遣社員やワーキングプアの現状、
リストラされた社員の再就職先をどうにかしろよー、とも思うし。
そういうのにはお金がかかるから、安い労働力を受け入れようってこと？

もしそうなら。
一部の日本人の会社員、
安い賃金で働く外国人労働者、
無職の日本人って階級を作ることになってしまうとしか思えない。

・・と、ここまで考えて、「現状では」反対。

派遣・請負作業の地位を上げて社会保障をきっちりやって、
単純作業を日本人でも働きたがる内容にして、
それでも足りない地方の人員を外国人労働者で補うのなら、賛成。

でも。
王子が言うとおり、どんな形を作っても、絶対何かの衝突は起きるんだろう。
競争するエネルギーを企業に搾取されるのはイヤなんだけど、
競争自体は必要なんだろうなぁ。
単純作業の奪い合いという形になっても、
それが引き金で単純作業の地位が上がるかもしれないし？

なんだか。
黒船が来る、と王子に言われた気がしちゃった。

昼間なんとなくつけていた「東京マガジン」って番組で、
海辺にいる若い女の子の常識力チェックみたいなコーナーがあった。
「少子高齢化」とか、「裁判員制度」とかの言葉の意味を質問するのね。
で、とんでもない回答が出るのを聞いて笑う、という。

「いまどきの若い女の子はおバカだ」って前提のコーナーは苦手なんだけど、
不覚にも大笑いしてしまったのがこれ。

「モンスターペアレント」＝「モンスター（妖怪）」＋「ペアレント（親）」
　　　　　　　　　　　　　　＝鬼太郎の目玉オヤジ！

いいなぁ、これ。

「モンスターペアレント」ってテレビドラマまであるのに、
この言葉を知らない若い女の子がいるってのは正直疑問なんだけど、
ほんっきで爆笑しちゃった。
だれかどっかで使ってくれないかなー。

忙しくて、ゆっくり王子にひたるヒマがない。
さんまのまんま、面白かったのになぁ。

本館にはうまくかけなかったんだけど、
王子って、どんなお笑いを目指してるのかな？
・・いや、王子のことで「ほんとに？」とか「本気で？」って考えるのは、
なんつーか、自分からダンジョンに入っていくようなものだとわかってるけど(笑)

あいまい語ペディアとか、理由ある太郎とか、HEY×3とか、ジャポニカロゴスとか、
すっごくおもしろかった番組は、お笑いってよりもコメント力かなって気がする。
あんな的確な言葉を思いつくなんて、ほんとに尊敬。

知性や話術から生まれる笑いだったら、今のままでいけると思うんだけど、
王子ってどういう笑いを目指してるんだろう。
リアクション芸は・・えーと、可愛いから好きなんだけどさー。

やっぱり最初の教えって大事だったのよねぇ。
師匠。
「困ったら大声を出せ」・・うん、間違ってはいないんだろうけどさぁ！！