うー、だー、うー、だー。
呪文のような低い声が響く薄暗い部屋には、
黒衣の人間がうずくまっている。
かろうじて女とわかるその人影は、
顔も表情も黒衣に隠れたまま。
しかし、彼女は言祝いでいるのだった。
「われらが王子を誑かさんとするやからが、
ついに退く日となりました。
めでたや。
めでたや。
われらが王子に仇なすものは、
みな同様に退きますよう。
めでたや。
めでたや。」
表情を隠し、声色を隠し、
しかし彼女は言祝いでいるのだった。
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自分で書いてておっかないったらありゃしないんですが(笑)
えーと。
ご懐妊、ご結婚、おめでとうございます。
幸せになってね(*^_^*)
[1回]
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いや、しかし私も言祝ぎたいです。
実にめでたい話ですよね。
事あるごとにあの人が出てくるのが嫌でたまらなかったから、
これでスッキリできて本当に良かった!