「ワイルド・スワン」(ユン・チアン)を再読。
日本で出版されたのが1993年
(初出はイギリスで1991年らしい)。
内容は1900年頭から1978年まで。
私は1965年生まれなので、毛沢東死去のときは11歳くらい。
興味を持ってれば十分知識を得ることができた年だろうに、
・・見事になにも覚えていない。
更に言うと、この本を読んだ記憶もほとんどない。
今回読み返したのも、「オリンピックやってるし?」程度。
情けない・・。
毛沢東の功罪は知識がなさすぎるけど、
大躍進運動なんてすさまじいものが、
まがりなりにも通ったってのがすごい。
張りぼての豚や偽の野菜を作るって発想が・・・。
オリンピックの開会式を連想してしまう。
「白髪三千丈」の国ならでは、なのかなぁ。
ムラ社会の閉鎖性は、日本と同じだと思うんだけど。
「私は苦労した、あなたも苦労するべきだ」ってのが。
引き上げるのではなく、引き下げる発想。
永遠の嫁姑関係みたい。
毛沢東後の中国史も知りたくなった。
図書館行きたいなぁ。
・・・とか言ってたら、華国鋒元主席が亡くなった。
今なら特集コーナーあるだろうな。明日行ってこようかな。
[0回]
PR
スケールが違いますね。
で、今回のオリンピックへの入れ込みようとか、偽装だらけの開会式とか、直訴村のこととか見て、本質的には文革時代からそう変わってないのかも、なんて思っちゃいました。
とにもかくにも、あのがむしゃらなまでのパワーはいったいどこからくるのでしょう?
世界が脅威に思うはずですわ。
ところで、まるみ2さん、本読むの速い!
私、のろいからうらやましいです、本気で。
そういえば葉桜読み終わりました。
騙された! びっくり。そして失笑。
こうやって日本ミステリーで面白いものがどんどん出てくるから、海外物はますます売れないです。(T_T)