忍者ブログ
王子・家族・笛。王子主体。
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
[12/06 花うさぎ]
[10/20 ことこ♪]
[10/20 ☆mari☆]
[09/04 AKIKO]
カウンター
プロフィール
HN:
真理子
性別:
女性
ブログ内検索
バーコード
[1445]  [1444]  [1443]  [1442]  [1441]  [1440]  [1439]  [1438]  [1437]  [1436]  [1435

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

忘れた(T_T)

眠る前に、あれも書きたいこれも書きたいって感想がいっぱいあったのに、
・・・全部忘れました。
夢の世界に置いてきちゃったみたいだなあ。
仕方ないので、覚えてることだけの雨ジュリ感想(それでも長文スルーよろしく)。
ネタバレご容赦ください。

*****

結局、主役二人に対する感想が一番薄いような(^_^;)

ロミオとジュリエットのセリフとの関連も、もっと考えたいっす。
歌→ひばりの歌→白鳥の歌、なんてね。
でもまず、原作をもう一度読み返さなくては。
横田さんがブログで仰るとおりでした(^_^;)



鞠谷さん演じる「サーヤ」が「歌う魔女」に見えるのは、見返しても変わらない。
彼女が舞台の一番上で歌い、世界を作る。
作られた(修復された時間の)世界で、ロミオとジュリエットが踊る。
まるでディズニー映画のよき魔女がシンデレラでも見守るかのように、
彼女は世界を固定する。

彼女の歌がどこかグロテスクなのは、それが本当は禁じられた魔法だからなのかも。

けれど彼女の作る世界ではロミオは代役だし、
ジュリエットの老いをとめることはできない。
本当に時間をもどせるのは、本物のロミオとジュリエットだけ。

実際不思議なんだけど、最初のシーンで本物のお姫様に見えるフー子ちゃんは、
時間がたつごとに百歳の老婆に見えてくる。
なんだけど、俊くんと踊ったとき、またお姫様に戻ってるんだ。

そして、本物の時間を過ごしたあと、今度こそガラスの城は崩れ去り、
その後新たなロミオが立ったときには、
サーヤはもはや時間の魔女ではなく、自分の踊りを踊っている。

それから、フー子と俊。
フー子は時間を止めてたけど、俊は戦後を生き抜いて、
だからこそ、理恵は彼女を「戦友」と呼んだ。
なのに、俊は彼女を捨てて夢に散ることを選んだわけで・・・。

死を前にした人間の喜びについての、
ロミオとジュリエットのセリフが効果的に使われるけど、
・・・なぜそれを雷などと呼べよう?

それから、次郎くん。

ロミオとジュリエットとくれば「ウエスト・サイド」を忘れちゃいけないでしょう。
理恵ちゃんと次郎君は、糾弾するロミオとジュリエットの役なんだろうか。

しかし、その糾弾の声のなんと小さいこと!!!
理恵ちゃんは言うだけ言って去ってゆくし、
次郎君は最後まで言わせてすらもらえない。
圧倒的な流れの中で、ただ、立ちすくむだけ。

・・だって、戦ったのは、昔のロミオなんだもんね?
戦いは過去のロミオとジュリエットの、どうしようもないことだったんだもんね?
戦い自体を糾弾しても、仕方なかったんだもんね?
そして、もはや嘆き糾弾するジュリエットすら、必要なくなったんだもんね?
次郎君がまた歩き出したとき、自分の歌を歌うジュリエットの一人になれるのかも。

そんなことを考えてしまった観劇でした。
ああ、考えるのって気持ちいい。
至福のひとときをありがとう、王子。

拍手[0回]

PR

お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
非公開コメント
この記事にトラックバックする:

忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne