第6章「震災で気づいたこと」。
この章では震災を期に若者が変わったと述べてらっしゃいます。
「偽善と思われたくない」という気おくれを払拭し、
実行に移すためにそれぞれが多角的に物事をとらえ、
ひいては人生そのものを考え直すことにもなった、と。
うん。
「何かにかかわりたい」「社会を動かしたい」という欲求自体は、
いつの時代の若者にもあるものだと思うんですけども、
それを「偽善」とか「かっこわるい」とか捉える風潮、
そういうのは今の若者世代には確かにないような。
15年以上前には「募金」なんていうと
「偽善者だ」という笑い交じりの感想が返ってきたものでしたが。
昔はバブルの名残の「全員が中流」の意識が残っていて、
「みんなあるでしょお金くらい」的な意識があったから?
今は「明日は我が身」の危うさを共有しているから?
意地悪く考えると、
昔の世代は学生運動の失敗を引きずっていて、
何かに熱くなることの恐怖感が残っていたから?
今の世代はその恐怖感を持たず、
一体となれるお祭りを望んでいるから?
でも、「何かに関わりたい」という欲求は、
オウムや統一教会のようなカルトではなく、
ボランティアにつぎ込むほうが正しいと思います。
そして王子は、日常へのフォローも忘れません。
「すべての仕事に意味があり、すべての仕事が社会に貢献しながら成り立っているのだということを、きちんと理解できる人間でありたい」。
・・・・・ここ、太文字にして欲しい(T_T)
こういうのを読むと、おばちゃん、ちょっと安心しちゃう。
ところで。
ワタクシ、FCイベントの「防災グッズ」、
ブーイングなんかいたしませんでしたよ?
力いっぱい欲しかったですよ?単に当たらなかっただけですよ?
でも王子。
「どうか安全に、あなたの身を大切に守ってくださいという僕の愛がこめられている」って、
相当の殺し文句なんだけどなぁ。
どうして会場でその通り言わなかったの??
「僕の代わりに君を守ってくれるよ」なんて真顔で言われたら、
キャーキャーどころじゃ済まないんだけどなぁっ!!
[6回]
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