第5章、「はい上がらない幸せ。
この本の一番の読みどころで、
一番議論の対象になる部分じゃなかな、と思います第5章。
多分世間一般的にはこの部分をさして、
「不安だらけなのに」「這い上がることもできないのに」と、
勝手に「絶望世代」とランク付けしてるのでございましょう。
だけど王子は、「不幸と不安は違う」と軽やかに論破されます。
個人的な話になりますが、
ワタクシ、アレルギー持ちの息子の母親として、
よく「可哀そう」と言われてしまうですね。
で、それが気持ち悪くて仕方ない。
「不便と不幸は違うのになー」と、いつも思っておりました。
なのに、若者世代にはどこか「可哀そうだな」的な気持ちを持っている。
・・・・・これは大変失礼なことだったですね・・・。
不幸と不便も、不幸と不安も、全部別物。
幸・不幸を決めるのはあくまでも本人たちであり、
その人の生き方や楽しみ方であるわけで、
よそからどのこの言われる筋合いはありませんでした。
ただ、大人として、若者の不安を少しでも取り除けるように、
そういう社会をつくる努力はしたいと思いますが。
だって、いきなりリストラされたら、
20代にはバイト先あっても50代にはないのよ?
本気で不安なの今の中高年。
あ。
そうか絶望世代なのは私たちなのか!
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