余震がずっと続いています。
皆様、大丈夫でしょうか。
幸い、我が家は私も息子も夫もハチも無事。
水、ガス、電気が止まってるし、
家の中は本棚倒れたりしてひどい状況ですが、
家屋もどうにか無事でした。
これからしばらくは大変な生活になるのでしょうが、
家族が無事だというだけで、どれほどの安心感があることか。
地震が発生したときは仕事中でした。
火曜日の地震で慣れていたので、
お客様に照明から離れ店の中央に集まるように伝えたところで本揺れ。
後は怖がってるお客様を抱きしめて、
大丈夫ですからご安心くださいって言いながら、
ただ見てるしかありませんでした。
照明は割れ、重いショーケースは動き、
アパレル店舗ではマネキンもショーウインドウも壊れ、
壁の看板もエアコンの送風口も落ち…
そして停電になって、薄暗い中に舞い落ちるのは埃か粉塵か。
漏水や壁の崩落もありました。
大揺れの中、パニックになったお客様を抱きしめながら、
店長と顔を見合わせたことを覚えています。
揺れが一段落したところで避難指示があり、
お年を召したお客様に肩をお貸しして、非常階段を降りました。
他のお客様は皆様冷静で、他の人を労り合って避難されていました。
その後私はもう一度店内に戻りましたが、
警備の方が残ってる人を探してるだけで、ほぼ無人。
もうもうとした埃、ざあざあ天井から降ってくる水、そしてガスの臭い。
なんの映画だろう、という非現実的な光景でした。
その後すぐに外に避難し、
全員無事だった店の仲間と合流して指示を待ちました。
ところが外は雪!
私たちの制服は半袖ブラウス。
寒いのなんの…。
ガス漏れがあるので建物内に荷物を取りに行けなくて、
車のキーも上着もすべてロッカーの中。
余震も激しいので、立体駐車場の中も怖い。
みんなでガタガタ震えながら、
これは地震か寒くて震えてるのか、なんて冗談を言い合いました。
若い女性ばかりの店舗は、
おしくらまんじゅうのようにスクラム組んで暖を取ってましたし(笑)
店の中に入れるまでの数十分間、
みんな寒さに震えながら冗談を言い合って、笑いながら待っていました。
家族のことを考えると不安すぎるから、
みんなで頑張って明るく過ごしてるという状況。
そうそう、中には阪神大震災も経験してる人がいて、
それに比べるとまだマシだと言ってました。
阪神は縦揺れだったからって。
その後時間限定で荷物を取りに建物内に戻りましたが、
ロッカールームが真っ暗でめちゃくちゃ。
携帯のライトでキーのナンバーを確認しながら開けて、
中の荷物を引っ張り出して外にでました。
店長はレジの鍵も持ってきましたが、
「今なら売り上げごまかしても絶対バレないな…」ってちらっと思ったとか(笑)
でもそんなことすることなく、
それどころか無事だったポットと紙コップと粉末茶を持ってきてくれたので、
周りの人にお茶を淹れてあげられました。
店長がかっこよく見えたのは初めてかも(笑)
その後は各自解散し、片道20分の道を2時間半かけて帰宅したのですが、
途中の道路は亀裂が走ったり水を吹き上げたり。
信号も止まったので怖い道のりでした。
…さて。
これから余震はライフラインはどうなるのか。
職場が復帰できるのはいつなのか。
さっぱりわからない状況です。
夫は職場から当分帰れないだろうし。
でも、家族が無事だったと言うだけで、
後はどうにでもなる気がします。
長文失礼しました、
地震当日の覚え書きでした。
[11回]
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気になって気になって。
皆さま無事で安心しました。
まだまだ余震があるようですので充分気お付けてくださいね