「六の宮の姫君」(北村薫)
「空飛ぶ馬」からの「わたし」シリーズ。
芥川龍之介が自作『六
の宮の姫君』をさして
「あれは玉突きだね・・・いや、というよりはキャッチボールだ」
と言った言葉から、芥川と菊池寛の交流を探してゆく物語。
これできちんと推理小説になっている!!!
私が芥川好きなこともあるけど、何度読み返しても飽きない本。
この本の「わたし」の、あまりの清純さには、
ちょっと納得できないところもあるんだけど。
「闇の守人」(上橋菜穂子)
何度も書いている、守人シリーズの2作目。
作者があとがきで書いてるけど、
子どもは1作目の「精霊の守人」が一番好きで、
大人はこの「闇の守人」が一番好きなんだそうな。
・・・わかる。
このシリーズの中で、私にとっては一番異世界を感じた本でもある。
あー、また読みたくなってしまった。
「黒と茶の幻想」(恩田陸)
これは「メフィスト」って雑誌に連載されたときに読んで、
その後単行本は買ってない。
買ってないんだけど、大好きな本。
これも、殺人のない推理小説・・なのかな??
結婚数年経った皆様、ほんきでおすすめですわ。
私は節子さんが一番好きだな。
しかし今読んだら、美貌を嫌う彰彦に感情移入するかもしれないなぁ。
で、実は三部作になっているんだけど、
これ以降は読んでいない。・・・体力いるんだ、このシリーズ。
「毎日かあさん黒潮家族編」(西原理恵子)
毎日新聞連載のマンガ、「毎日かあさん」の5冊目。
なんと言っても面白いマンガ。
どこの子もこんな感じかぁって安心したり、
お母さんを励ます様子に涙したり、
絵として色使いの美しさに感嘆したり、
私たちは戦友だって心強く思ったり。
いいなー。
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やばいっす。どうしよう〆切前なのに。
「黒と茶~」、「三月は~」を読んでものすごく読みたくなって、文庫になったら
にしようと思ってそれっきり忘れてたー。
でも、さらに続きがあるの?