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本の話。

「獣の奏者」上橋菜穂子

私のお気に入り、「守人シリーズ」の作者の本。
前から持っていたんだけど、
たまたまつけた教育TVでアニメ化されていたので再読。

やはりファンタジーとはいえ、これは殆ど現実世界と同じ。
闘蛇という、人が操ることのできる兵器として使われる生き物がいて、
さらに闘蛇の天敵の王獣という、やはり兵器になりうる生き物がいる世界。
闘蛇・王獣は、それぞれ生き物でありながら人間に縛られているんだけど、
何も知らない主人公は、生き物として王獣と触れ合ってゆく。
・・しかし、という話。

闘蛇・王獣という強大な兵器を手にした人間のストーリーであり、
別種の知性ある生き物と人間のふれあいのストーリーでもあり、
戒律によって人間を縛ることの愚かしさを語ったストーリーであり、
少女の成長のストーリーであり・・と、内容がてんこもり。
少々詰め込みすぎの感もある。
最初に読んだときは、それでちょっとがっかりしちゃったんだけど。

しかし、改めて読むと、主人公の自立心が素晴らしい。
過去はどうあれ、人間を戒律や権力で縛ることを否定する強さが素敵。
やはり本は何度も繰り返して読むものだなぁ、うん。

ところで、これ、本気で重苦しい話なんだけど・・・。
始まってすぐに、お母さんが闘蛇に食い殺されてしまうし。
教育TVで爽やかにアニメ化できるとは思えないんだけど、どうするんだろ。

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