「氷菓」(米澤穂信)
古典部シリーズの1作目。
省エネ主義高校生が主人公の、
殺人の起きない推理小説だけど、
題名の意味がわかったときの気味悪さはなかなか。
これ一冊でもおもしろいんだけど、
シリーズを通したほうが絶対おもしろい!!
私はこんなに自分のことがわかってはいなかったけど、
それでも、あの頃の蹉跌・挫折・自信・過信・熱気・無気力、
そういったものが伝わってくる気がする。
「どすこい」(京極夏彦)
もう8年も前の本になったのか。
この本が出るまでは、京極夏彦といえば、
ウンチクと妖怪の雰囲気たっぷり、
「この世には不思議なことなど何もないんだよ関口君」だ。
ところがこの本の馬鹿さ加減といったらもうもう。
この本のとある箇所に、
「SPEED」さんの名前が出てくる箇所があった。
ところが、すぐに解散しちゃったもんだから、
2版からは別のグループの名前に変わってた・・はず。
当時まったく芸能界に興味なく、歌も知らなかった私は、
「SPEED」って名前をこの小説で覚えたんだなー(^_^;)
「図書館戦争」(有川浩)
「メディア規制法」という法律で言論の自由がなくなった世界の、
言論の唯一の砦として戦う図書館部隊。
・・・と、いう設定なんだけど、中身はラブコメ。
巻を追うごとにラブコメ甘々度は激しくなってゆく。
ので、これは少女マンガが読みたいときに読むのが一番いい。
なんだけど、言論の自由ののありがたさも感じる。
それを守るための自己規制についても。
子ども持ってから「自重」「マナー」「規制」の基準を考えてしまう。
全部否定するのは絶対ダメなんだけど、
じゃ、どこまでは可なのか。気持ちを言葉にどう表現させるのか。
「星を継ぐ者」(ジェイムズ・P・ホーガン)
本の体裁を見ると、ハードなSFかと思うんだけど、
どっこいこれはミステリだ!!
もう、とにかく面白くて面白くて。
最後のどんでん返しのところでは鳥肌が立ちましたよ。
続編として、
「ガニメデの優しい巨人」
「巨人たちの星」(・・『巨人の星』とは訳しちゃダメだもんねぇ)
「内なる宇宙」とあるけど、
私は「巨人たちの星」までで終わりにしたい。
そして、米ソ冷戦の時代に思いを馳せるのよ。
「都会のトム・ソーヤ」(はやみねかおる)
堂々たるライトノベルだけど、面白い。
中学生の頃にこういうのを読みたかったなぁぁ。
このサバイバル技術は一度試したくなるし、
各所にちりばめられている言葉のお遊びは、
一定年齢以上にとって、もんのすごく嬉しい。
・・・息子、早くこれを読めるように大きくなってくれないか。
何巻だったか、好きな女の子を映画に誘おうと努力する話は、
涙なくして読めないぞー。
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私もDVD棚だったら付けたかったんだけど
本は読んでないから無理だった(笑)
まるみ2しゃんにピッタリ~♪って思ってたから
なんか嬉しい♪ヽ(^。^)ノ
京極さんゲゲゲ2で初めて知ったよ。
あ!洗濯が終わってしまた・・
また柔軟剤入れ忘れた~~信じらんない・・・orz
↑のブログ情報ありがとうね(*^。^*)
瑛ちゃん優しい…(TmT)