第4章「家族に縛られる幸せ」。
単なる印象・感覚だけで書いてしまいますが、
私の親世代には、「男子厨房に入らず」が生きていました。
でも、私たちの世代(王子の親世代)は、
個人的には「趣味=家族」であるべしと思ってる気がします。
もし娘が結婚するのであれば、
「家のことは全部娘にまかせっきり」のオトコは好ましくないような。
だけど立場上、職場<家庭と言うわけにもいかないし、
「仕事だけ」してるほうが絶対ラクだし。
そこらへんをひっくるめて現代の中高年男性は、
「男は仕事だろ?」と言ってしまうのではないかと勘ぐっちゃいますね。
んで、バブルの頃まではそれでも通用したんじゃないかしら。
でも今じゃ、それだけの見返りを得ることもできない。
・・・そしてそれを、王子世代は男女ともに知っている。
昔、「自分の時間と能力を売るのが仕事」という文章を読みました。
だから売るか売らないかどこまで売るかは自分が決めるのね。
私はその考え方がすっごく好きだったんだけど、
バブルが弾けてからはそれどころじゃなくなってしまい、
ブラック会社でもあれば御の字のようなイヤな感覚になったような。
王子たちの感覚は、
「何を売るかは自分たちが決める」的な逞しさを感じます。
今は「若さ」という商品を持ってるからできることかもしれないけど、
この感覚はそのまま社会に根付いて常識になってほしいなあ。
さて。
ところで「マザコン男子」についてでございますけどね。
これはねー、ちょっと承服しかねる部分もございますね。
多分、親離れ子離れはそんなに優しくない。
私は息子とずっと仲良くしたいと願うけども、ほんとに願うけども、
どこかで、自然に「他人」になってくれるといいなぁ、とも思います。
急に「今日から二番目」じゃなくてね。
むー。
難しいなあ。
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