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王子・家族・笛。王子主体。
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本の話。

「獣の奏者」上橋菜穂子

私のお気に入り、「守人シリーズ」の作者の本。
前から持っていたんだけど、
たまたまつけた教育TVでアニメ化されていたので再読。

やはりファンタジーとはいえ、これは殆ど現実世界と同じ。
闘蛇という、人が操ることのできる兵器として使われる生き物がいて、
さらに闘蛇の天敵の王獣という、やはり兵器になりうる生き物がいる世界。
闘蛇・王獣は、それぞれ生き物でありながら人間に縛られているんだけど、
何も知らない主人公は、生き物として王獣と触れ合ってゆく。
・・しかし、という話。

闘蛇・王獣という強大な兵器を手にした人間のストーリーであり、
別種の知性ある生き物と人間のふれあいのストーリーでもあり、
戒律によって人間を縛ることの愚かしさを語ったストーリーであり、
少女の成長のストーリーであり・・と、内容がてんこもり。
少々詰め込みすぎの感もある。
最初に読んだときは、それでちょっとがっかりしちゃったんだけど。

しかし、改めて読むと、主人公の自立心が素晴らしい。
過去はどうあれ、人間を戒律や権力で縛ることを否定する強さが素敵。
やはり本は何度も繰り返して読むものだなぁ、うん。

ところで、これ、本気で重苦しい話なんだけど・・・。
始まってすぐに、お母さんが闘蛇に食い殺されてしまうし。
教育TVで爽やかにアニメ化できるとは思えないんだけど、どうするんだろ。

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マイナスの「いつか」。

私の大好きな本の一つに、「十二国記」というシリーズがある。
小野不由美さんという作者さんの、ファンタジー。

その世界では、王は麒麟が選ぶんだけど、
麒麟に選ばれた王は神になり、寿命がつきることなく国を治める。
しかし、王が道を踏み外すと、麒麟が病んで、やがて死んでしまう。
これを失道と言い、麒麟が死ねば王も死ぬ。

つまり、王は正しい政治をする限り永遠に生き続けるわけで、
生き続けることに飽きて、わざと暴虐の限りを尽くして失道する王もいるし、
それを乗り越えて数百年王であり続ける王もいる、という世界。

2番目に長生きしている王様がある日飽きて、
自分の苦手な囲碁に100回勝ったら失道しようっていうゲームを始める。

・・というお話があったんだけど、この気持ちが、ちょっとわかったりもする。
先の見えない、永遠に続くコツコツはイヤだろうな。
目の前に目標があって、それを追いかけてるのは楽しいんだけどなー。
モチベーションをどこに求めるかって、大切だよなぁ。

この王様は、途中でそのゲームをやめてしまったので、まだ元気です。
途中でマイナスのモチベーションを捨ててくれて、よかった。

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ぐだぐだと本。

朝からゴロゴロして本を読みまくってたら腰が痛い背中が痛い(T_T)
でも、こんな生活も今日で終わりなのねー。
明日からは息子も学校だい。
息子を叱る回数が減るのは嬉しいけど、
規則正しい生活に戻るのがかなり面倒(T_T)

読んだ本をざーっと感想。

「フォー・ディア・ライフ」
ポケベルの時代だから、10年以上前の話??
新宿2丁目の無認可保育園園長が主人公のミステリ。
・・・というか、ハードボイルド。
新宿2丁目で子どもを預けて働く母親というのは、
それなりにいろいろな境遇があるわけで。
しかも、10年以上経っていても、とくにマシになってるわけでもないようで・・。
とっても面白いけど、いろいろと辛い気持ちになってしまうんだな。

「ABCDEFG殺人事件」
・・なんか。すごいぞ。
えーと、コージーミステリと言うか、なんというか。

以前友人が「名探偵コナン」を評して、
「普通に考えれば主人公が連続殺人犯としか思えない」って言ってたけど、
確かに、彼が行くところ必ず殺人事件が起きるんだから・・・(笑)
今回の本はもっとすごい・・ような気がする。
・・・しかし、この本の作者、なにかにひっかけてああいう設定をしてるんだろうなぁ。
元ネタとか、ゴロあわせとか、何かそういうの。
わからないのがちょっと悔しい。

「清水邦夫全仕事」
まだ途中。
知識がないので、新劇とそれ以外の小劇団の対立・共存の歴史とか、
80年台の小劇団ブームとか、まったくわからない。
(80年台には下北沢近辺に住んでいたのに!!)
だから、清水邦夫さんがどういう位置づけをされる方なのかもわかんない。

・・しかし・・・えーと、かなり読みにくいのも多いっす。
これっておもしろいのかしら??ってのも。
つくづく、王子のご出演されるのが、「雨の夏・・」でよかったなぁぁ。

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